Amazon「内容紹介」より
私たちが生きているこの宇宙は、いつどのように誕生し、どこまで広がっているのでしょうか?
地球もその一部である太陽系は大宇宙の中のどこに位置するのでしょうか?
宇宙は無限の未来まで存在するのか、それともいつか消滅するのでしょうか──
こうした根源的な疑問にとり組む科学を「宇宙論」と呼びます。
現在の理論では、宇宙はいまから138億年ほど前に突如“無"から生まれたとされています。以来、宇宙はたえずふくらみ続け、その中で銀河や星々が誕生し、大きな星々は超新星となって死んでいきました。私たちの体は、このとき超新星が生み出した元素からつくられているのです。
本書はこうした宇宙の壮大な歴史を最新科学で解き明かしていきます。
「宇宙」という言葉の意味をご存じですか?
紀元前2世紀に中国の思想家がまとめた書物『淮南子』に次のように記されているそうです。
「往古来今これ宙という。天地四方上下これ宇という」
往古来今とは時間の流れ、天地四方上下とは、空間のことだそうです。
つまり「宇宙」とは、時間と空間の両方を指している言葉ということ。
小さな頃から星空には興味がありつつも、学問的に解説した本となると、難しくて何度も挫折しました。
なんてったって「宇宙」です。
規模が大きすぎて、想像力も付いていかない。
いろんな数式やらなんやらが出てきても、なかなかピンと来ません。
本書は「まなびのずかん」シリーズの一冊であることから、どれだけわかりやすくなってるんだろうとワクワクしながらページをめくりました。
第一章の最初のページにあるコラムに載っていたのが、「宇宙」の意味でした。
考えたこともなかったので、これで「おぉ~」と惹きつけられたのです。
ぐんぐん読み進めていくと…。
やっぱり難しいです、内容は。
いろんな理論とかが出てくるんだけど、さーっと読んだだけでは何のこっちゃわからない。
じっくり言葉を噛みしめるように読んでやっと、何となくイメージができる感じ。
本当に不思議。
何もなかったところに突然ぽっと生まれた宇宙。
そこから原子ができて、星ができて、生物ができて…。
宇宙が出来たのって、138億年前ですって。
なんでそんなことがわかるんだろう?
様々な人たちが、観測を続け、理論を生み出し、それを裏付けて…。
その繰り返しで、今の宇宙論が出来上がっているんですね。
宇宙全体を実際に眺められる人なんて、いないのでしょう。
宇宙誕生の瞬間を見た人もいないわけで。
それでも宇宙論というのは紀元前から研究され続けています。
「宇宙」って、人間の頭の中にあるものなのかもしれませんね。
人の頭の中にある「宇宙」が一番壮大なんでしょう。
内容を100%理解することはできませんでした。
でも、とても楽しく読み進められます。
小さな小さな原子の世界のことから、大きな大きな時空の話まで。
図や写真も豊富なので、それを眺めているだけでも楽しい。
宇宙に興味のある方に、是非お薦めしたい一冊です。
※本書は「本が好き!」様を通じていただきました。ありがとうございます。
大型本
受取日:2016.04.01
読了日:2016.04.24
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